ボルボ整備ブログ

2026.05.11更新

 

今回の修理は少し前のドハマりした整備です。


ボルボ940クラシック1997年モデル、エンジン不調と車検でお預かりです。

いつもはディーラー整備でしたが今回の症状が直せないという事で入庫です。

症状はエンジンが温まるとハンチング(回転数が上がったり下がったりを繰り返す症状)が出るというもの。
走れないほどひどいわけではないですが、結構不快な感じ。
この症状が治らなければ車の乗り換えも検討しているという。


エンジンが温まるまではまったく正常そのもの。

故障コードはA2に123。水温センサーのコードですが、他のところで見てもらった時の消し忘れと…。
ここにも疑わしいポイントが…。

とりあえず、まず疑うのは水温センサーから。抵抗値を見ても正常。新品の物と入替しても症状変わらず。

次はO2センサー。通常は水温が80℃で働きだしますので一番怪しいかなと、でも自分的にはB230エンジンのO2センサーはほとんど壊れないイメージがあります。それでももしかしたらがありえるのでテスト用と入替。念のため2個と替えても症状変わらず…。

次はエアマス、LH2.4のECUとまずは燃料系を中心に交換していきますがどれもハズレ。
点火系もすべてテスト用と入れ替えテスト。

次はきちんと数値で診ようと燃圧計装着してみますが正常。
燃料ポンプ、プレッシャーレギュレーターなどの負荷テスト正常。
CO、HCテスターも出してきて測定するとエンジンかけ始めはもちろん濃く出ますがまあ正常かなと思っていると暖気終わりぐらいから数値が少し異常な値になります。
なのにプラグの焼けは悪くないかなと。

感覚だけではなくてしっかり不調です。なんじゃこりゃ。とても正直な感想です。

こんな症状は初めてすぎてかなり悩みました。

下の写真は一つずつテスト用のものや、新品部品などに交換していった部品たちです。
圧縮、燃圧など各測定、その他ありとあらゆるものの抵抗値や電圧測定、配線やコネクター✓やアース磨きなども。
インタークーラーのパイプが煤けているでターボまで疑いだしてキリがないところまで…いくかと思われた矢先に。
最後の最後に関係ないと思うけど、これだけ替えてないなと思いインジェクターをデリバリーパイプごと部品取り車から外してきて装着。

ん、症状が出ない!!!
どういう事?浮かせた状態での噴射テストはダレていることもなく… えっ、どれがダメなの??

ひとまずデリバリーパイプごとインジェクター4本を当社ストックの中古品と入れ替えて症状が全く出なくなりました。(FUELプレシャーレギュレーターはもちろん入れ替えてます。)
インジェクター4本のうちのどれかがダメなはずですが追及は後日…という事で…。

インジェクターダメでハンチングなんてありえるの??今でも疑問です。


この症例は症状が出ているのにかなり時間が掛かってしまいました(涙)



 

940eg不調

 

インジェクター

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