ボルボ整備ブログ

2013.07.01更新

今日は珍しいFFボルボのオイル漏れです。
タイミングベルトを外さないと交換できないエンジンのFシールが抜けて、オイルがダダ漏れです。
FFでは、比較的珍しい修理ですね・・・
しかも、一度はボルボカーズでシール交換もしているようです。
オイル管理が悪くて、オイルスラッジが溜まったり、ブローバイが詰まると内圧が高くなり
このような症状が起きることもあります。
もちろん、ブローバイの清掃やオイルスラッジによる、ラインのつまりなども点検しました。
過去、多少オイル管理が悪かった様子も見受けられましたが、
詰まるほどのオイルスラッジは見受けられなかったので原因は何とも言えないところですね・・・
ただ一つ言えることは、オイル交換は、簡単に出来る一番効果的なメンテナンスですので、
こまめにシッカリオイル管理だけは心がけてください!

2013.06.27更新

暑くなってきたので、今日はACの修理ブログです。
2000年以前のボルボは、ACユニットの中でも、エバポレーターが漏れる事が多々あります。
じゃじゃ漏れの場合もあれば、スローリークと言ってゆっくりゆっくり漏れる場合もあります。
スローリークの場合は、1年に1度ガスを補充する事で、高額な費用をかけなくても対処できますが
中には、ガスを補充しても1週間でスッカラカンって場合もあります。
通常エバポレーター以外の漏れは、蛍光剤を入れることで、漏れを目視する事が可能です。
ただ、エバポレーターは、室内のユニットに覆われて、直接目指できない場合がほとんどです。
そんな場合は、エバポレーターだけ切り離して真空引きテストなどを行います。
1枚目の写真は、外したエバポを真空引きテストしている様子
2枚目はエバポだけに軽くガスを補充してガス検知器でのテスト
3枚目は最もわかりやすい水槽テストです。
最終的には、このような方法で漏れを確実発見しますが、
正直、ここまでコストを掛けてテストする方も少ないので、大体は、ライン全体の真空引きテスト
蛍光剤テストで、エンジンルームに漏れがなければ、エバポの漏れと判断する事が多いですね・・・
実はこの写真のボルボ940は漏れ箇所の検出に手間取り、色々なテストをした車両です。
本当に時間がかかりました・・・
ACの修理にお困りでしたら、是非当社にご用命ください!

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2013.06.24更新

久々の整備ブログ...
今日のネタは、ボルボ 940のB230エンジンに装着されているクランク角センサーに関して!
まあ、ボルボフリークな皆さんには説明する必要がないような定番故障メニューですが、
エンジンの回転数を計っている、このクランク角センサー、壊れるとエンジンがかからなくなります。
このセンサーが壊れるのは、大体皮膜が破れることによるものですが、
皮膜が破れただけでは、エンジン始動不良にはなりません。
条件的に、ヒーターバルブの漏れが重なるとエンジン始動不良になるんですね・・・
構図としては、まず劣化でクランク角センサーの皮膜が破れる、そこにヒーターバルブが破損、冷却水が「ポタポタ」垂れる
そしてセンサーにダメージ・・・エンジン始動できなくなる・・・みたいな感じです。
このクランク角センサーB230に使われていますので、240でも同じものですが、240はヒーターバルブの位置が違うため
あまりこのような症状が出ません。
(もちろんクランク角センサーの不具合が出ないわけではありませんが、冷却水がかかる構造ではないです)
写真はヒーターバルブとクランク角センサーの位置を表していますが、クランク角センサー付け根の配線劣化を良く注意してください。
っとは言っても、なかなか見えない場所にあるので、一般的にお客様がチェックするのは難しいですけどね・・・

 

2013.06.15更新

久しぶりの整備ネタはボルボ 940のブレーキジャダ動画~
まあ、ボルボだけに限っての話ではありませんが・・・
ブレーキを踏んだ時にペダルやステアリングに振動が出ることをブレーキジャダといいます。
多くの場合は、ブレーキディスクにストレスが溜まり、歪むことで振動が出ます。
一般的に、ステアリングに振動が来るような場合はフロント
ボディー全体が揺れるような場合はリヤを疑います。
もちろん振動の種類や出かたも様々ですので一概には言えませんが・・・。
ジャダを目で見て判断するには、計測が必要で、ダイヤルゲージを用いて、振れを見ます。
動画にしましたので、雰囲気がわかると思います。
車種によって様々ですが、ボルボ940のFディスクの振れ限度地は0.03です。
ポイントは、ディスクが均一にハブに押し付けられていること!
写真で見てわかるように、仮のナット5本でハブにディスクを固定しています。
1箇所だけで締めると、どうしても取り付けの不均衡がダイヤルゲージに反映されてしまいます。
ダイヤルゲージをご自身で持っている方は少ないので、DIYでの計測は難しいかもしれませんが
こんな感じで、計測するんだ~って感じで見ていただければ幸いです。
(ちなみに計測場所を変えて、何箇所か計測をします)

お客様に確認の意味で撮った動画を久々の配信

http://youtu.be/qSiCzHYz4Gs



 

2013.06.13更新

先日お預かりしたボルボ940ですが、お客様から「酷くアンダーが出る」とご相談されました。
拝見すると凄い事になってました。
まずは、コントロールアームブッシュ抜け抜けのガタガタ!
更に、スタビのリンクが左右共に抜けてる!
ん~これじゃアンダーにもなるな~笑
流石にここまで酷いコントロールアームブッシュは希です。
これじゃブレーキング時の挙動はもちろんの事ながら、コーナーでの足の動きもおかしくなります。
みなさんもこんなになる前に交換しましょうね~

 

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2013.05.29更新

関東梅雨入りのようですね~
ああ~うっとしい~

さて、今日の整備ブログですが、先日ボルボ940 93年のPS高圧ホースを交換しました。
ご予算の兼ね合いで、中古で作業となり高年式の940の部品を流用しましたが、
同じように見えるホースでも微妙に仕様が異なります。
特に今回は、それをすごく感じました。
写真上は古いタイプ、下が高年式のタイプです。
今回の不具合は圧力が掛かるとカシメからピューと漏れるのですが、
高年式のタイプの方がしっかりカシメされているのが良くわかります。
ん~進化してるね~

ちなみに当社では、生産中止のPSホースやACホースの特注も承りますので、よろしくお願いします~

2013.05.25更新

気がつけば、整備ブログが全然進んでいませんね・・・
反省・・・

今日は珍しいオイル漏れをご紹介。
先日お預かりの96年のボルボ940ですが、酷くオイル漏れするとの事で点検でお預かりしました。
まあ、正直古いボルボでオイル漏れが無い車を探すほうが、難しいぐらいなので、
いつものオイル漏れかと考えていたら、確かにジャジャ漏れです。
5分もアイドリングで置いておいたら、小さなオイルの池が・・・
早速リフトUPしてみるとATのオイルパンGKからボタボタ垂れてます。
オイルパンを外してみると、ガスケットが抜けてます。
・・・?なんでだろう、あまりAWのミッションでは見ない症例でした。
しかも突然なった原因がわかりません・・・
とりあえず、ガスケット交換をして終了です。

 

 

2013.04.07更新

整備ネタが少ないよ~との、クレーム頂いております。
申し訳ありませんm(_ _)m
さすがに何年もブログ書いていると、おんなじネタばかりになりがちで、新鮮な整備ネタに乏しくなりますね~
(いいわけです・・・笑)

今日はFF系のエンジンマウント~
FRのボルボと違い、FF系は一杯マウントを使っています。
エンジンだけで、下側に3箇所、上に一箇所。
上のマウントはただのブッシュですが、下のマウントは、オイルの入った特殊なマウントです。
ただ、このオイルなんの為に入っているのか・・・正直不明・・・分解してみても意味がよくわかりません。
先日お預かりのV70は、フロントマウントが完全にぶっちぎれてました。
実はFF系のマウントとしては珍しい切れ方です。
おおよそヘタリで交換することが多いのですが、このマウントパックリ開いてます。
エンジンマウントは、ノーブランドの社外品、OEMのメーカー品、純正パーツの3種類がありますが
ノーブランドは、あまりお勧めしません、純正は正直メチャクチャ高いです。
ってことで当社ではOEMメーカーの部品を使うことが多いです。
ハッチンソン、FEBI、リムホルダー、コルテコなどなど、比較的大手のメーカーがOEMでマウントを作っています。
写真のようになれば、振動もすごく、場合によっては走行にも支障が出ますので、交換がおすすめです。

 

2013.03.07更新

ちょっと前の修理になりますが、ボルボ850のガソリン漏れの修理に関して・・・
850やV70(875)も既に10年以上経ち、ゴム類の劣化も目立つようになりました。
ガソリンタンク上部からのガソリン漏れもホースの劣化による物が多く、
燃料を一杯にするとキャニスター系のホースからもれたり、センダユニット、ポンプユニットから漏れたりします。
ポンプユニット等を簡単に交換するためのサービスホールはあるものの、必要最低限の穴で、
ポンプ交換以外でライン等を交換するには、タンクを降ろす必要が出てきます。
お預かりした、この850もガソリン漏れしているものの、場所がサービスホールからでは特定できず、タンクを降ろしての作業となりました。
また、降ろしたとなれば、出来ればそのあたりのホースはついでに交換したい所ではあります。
今回もキャニスターホース、他ホース、センダシール等を交換させて頂きました。
まあ、最悪満タンにしなければ漏れないケースも有るのですが、満タンに出来ないストレスを考えればキチンと修理したい部分ではあります・・・

2013.02.27更新

整備ブログの第1弾!
っとは言っても、今までのボルボ屋オヤジの日記帳から整備に関する事だけが、
こっちに移動するだけなんですが・・・笑

オヤジのぼやきなんか、どうでもいい~
整備ネタだけ見たいんだよ~って方のために、書いてきます。

今日の整備ネタは、ポータブルNAVIについて~
最近は、ポータブルNAVIの性能が非常に向上したのと、
ONダッシュNAVIがカタログから消えたのがあいまって、
ポータブルNAVIの取り付けが多くなりました。
ところが、ポータブルNAVIがゆえに、実は取り付けに困る事も多く、
吸盤で取り付けるあのスタイルに満足いかない方も多々居ます。
特に240の場合、あの吸盤をつけるスペースが無いんですよね~
ダッシュの上では視線の妨げにもなるし、見栄えもイマイチ。
更に、ポータブルNAVIは専用のクレドール(取り付けベース)ではないと装着できない物が多く厄介です。

って事で、今回はボルボ240にポータブルNAVIをスマートに装着したいっと云うご依頼を受けての整備です。

まずは、ポータブルNAVIのクレドールを分解!
このNAVIはクレドールに配線が付くタイプではないので、比較的簡単です。

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バラバラにしたところで、ステーをワンオフで作成~
細かい部品を溶接して、スマートにスマートにブラケットを作成。

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シンプル is BEST!って事で複雑な構造では有りません。
そして、そのステーをシッカリ両面テープで取り付けて、完成~
もちろん、配線もシガライターからではなく、見えないように施工です。
(特にポータブルNAVIは5Vに変圧している物が多いので、配線を切ったりして直接12V入れたら壊れます。注意)

こんな感じで取り付けです。如何でしょうか?


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