ボルボ整備ブログ

2022.06.10更新

久しぶりの更新になります。

V70と言っても3世代ございます。
初代を875、P1、二代目が285、SB、P2、三代目を135、BB、P3などとさまざまな呼称がありますね。

今回はBB、135の型の整備になります。
走行距離は10万キロ。


この車の所有者は自分の小中学校の同級生の車。普段は食品会社に勤めながらGTレースの仕事にも係わっているけど整備に関しては素人という謎の人。
知り合いから安く譲り受けた車なのですが、特に悪いところはなかったのですが急にすごい異音がすると連絡が・・・。


さっそく診てみるとエンジンから「フォー」と汽笛を鳴らしているような音が出ながらハンチング(回転数が上下すること)を起こしています。どこからか余計な空気を吸いこんでいるような状態。
故障コード診てもエア漏れという。
そこでインマニにパーツクリーナを吹きかけるとハンチングの症状が酷くなります。
インマニのガスケットのエアー漏れ?
なんだかそれだけではないような・・・うーん。
と悩んでいるとうちのメカのS氏がオイルスティックを引き抜いたところすごい勢いで吸入しているのですが音の症状が落ち着きます。S氏はブローバイ詰まってるかなと・・。
そこでブローバイのホースを一本ずつ外しては塞いでなどをしても症状変わらずなので、ブローバイのタンクかと。そういえばこのタンク交換しているのを聞いたことあったなと。。
285、SBのV70でもブローバイタンクの交換することありますし。


ひとまずブローバイタンク(オイルトラップ)の交換。オイルフィルター一体式でアッセンブリーでしか部品供給無し。そこまで外すならとついでにインマニのガスケットも交換。


以上で無事修理完了。


結局何がダメだったかバラバラにしてみると・・・ブローバイ上部の弁?が切れて穴が!!
フィルター側はかなりキレイだったのでオイル管理が悪かったわけではなく経年劣化でしょうか。


治って一安心でございます。


松川



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2022.04.30更新

さて今回のお車は良い雰囲気のV50!
V70(285)のRモデルに寄せた感じです!

今回はかなり難解でした。。。

リアゲートのハッチのスイッチを押してもうんともすんとも開かない。
カチッとはかすかに音がしているのですがびくともしない。

外からはどうする事もできないので中からとりあえず内張りを剥がすしかありません。
壊さないように少し無理やりですが剥がすことに成功…ですがロックモーターにどこからもアクセスできません。いやホント、ここで途方にくれました。。。

外せるものは全部外してもどうにも出来ない。
いろいろ悩んだ結果、お客様に下側のカバーの穴あけの許可をもらい、かなり強引にキャッチの方のボルトをなんとか緩めて2人がかりでズボッと引き抜くことに成功!!

いや、もうこの時の安堵感といったらもう!!

原因としてはロックユニット内部のプラ部品の破損でした。
本来はスイッチを押すと中のモータが回転してロック機構を開かせるのですが真っ二つに割れてしまい、なおかつ破損した部品が引っ掛かって中のモーターをロックさせていたみたいでカチッとしか音がしなかったみたいですね。本来は少しですがモーターの回転音がします。

この構造、V40V60なども同じだと思うので注意が必要ですね。

新旧どの年式もボルボのリアゲートは優しく閉めないとダメです!!!

松川



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2022.03.31更新

今回はかなり細かい事ですが…。

最近、納車した240は当社で元色の白でオールペイントした車でした。
板金塗装屋さんの好意でエンブレムもキレイに貼り直してくれていました。
ですが納車直前にエンブレムの位置が微妙に下なのが気になって気になって。。。
なので貼り直し!!
強力な両面テープは剥がすのに時間が掛かるのでかなり厄介です。
両面テープの貼り直しも骨が折れます。

正確な位置はきちんとしたデータがあります。
エステートは左右ともに端から20ミリ、下から65ミリに!
リミテッドやクラシックの文字はそこから5ミリ下に頭がきます。
4の文字の下側は下にはみ出ます。
ホントは企業秘密にしておきたいところですが知りたい方が多いかなと思いまして。

昔は大幅にずれている車見ると「事故車かな?」なんて思ったりしましたが今は塗り直しが当たり前になっている年代の車なので。。。

ご参考に~!!

地味な作業で以外に大変ですがスッキリして納車です!!



松川

 



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2022.01.19更新

新年最初の整備ブログです!
本年もよろしくお願いいたします。

なんだかずっとバタバタしており更新できていませんでした。

さて今回は240の1987年式の始動不良の整備です。

こちらのお車は1987年モデルなのでLH2.2のシステムです。
1989年以降のLH2.4みたいに故障診断はできないので順を追ってひとつずつ調べていきます。

今回は初爆もありません、燃圧はOK、火花もOK?うーん飛んでいるけど弱いような。。。
はっきりしない場合はまた厄介です。
インジェクターが吹いていないかと思いきやプラグはかぶり気味。
やはり火が弱いのか?
LH2.2のシステムは点火のECUが鬼門のクライスラーと呼ばれるもの。当社にあるテスト用に入れ替えてもダメ。念のためLH2.2のECUも入れ替えテスト→変わらず。
コネクター部分もよく接触不良を起こすのでチェックします。
こうなると配線の導通チェックや各センサー類の抵抗なども測定していきます。

とここであまり見たくない光景が…88年以前の車に多い配線ボロボロ、なるべく触らないように。
これかと思いきや、現時点ではみな正常。

また戻って火が弱いと仮定してディスビキャップ、ローター、プラグ、プラグコードと替えてもだめ。抵抗値も比べながらチェック。
新し目のイグニッションコイルも念のため抵抗値をみても正常、単体で火も飛んでいる。とここでイグニッションコイル自体から、なにやら流れ出ているものを発見!これかと思い交換するとエンジン始動!!!
今回は少し遠回りしてしまいました。

途中見つけたボロボロな配線もエンジン始動後に悪さしているのがわかったため修理。
前にどこかで途中までかなり頑張ってテーピング処理してありますが劣化が進んでしまったようです。
火事になりそうなやばい箇所もあったのでインマニ外して思いっきり修理。
昔は修理用の配線キットもあったのですが。

整備完了後やっとエンジンも調子よくなってくれました!

新し目のイグニッションコイルはボッシュ製、たまたまダメだったのか配線が悪さしてダメになってしまったのか。

最近は純正品、社外品にかかわらず部品の品質にも頭が痛いのです。

長くなりましたがなかなか手間のかかる作業でした。。。

 

松川



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2021.11.20更新

今回の修理は940のテールゲートです。

お客様より閉まらないとの事で点検していきます。
開かないのも閉まらないのも、これはかなり困りますね。

昔、自分の940でも経験しているのですがよくあるのがラッチ部分の潤滑不良ですので給油してみますが今回はそれでもダメです。
内部で何か引っかかっているのかなと見ていくと、小さいネジが引っ掛かっています。
このネジはハイマウントストップランプの下側のネジですね。それがうまいこと落ちてきてラッチの内部に引っ掛かっていました。原因は分かっていても潰れてしまっているので取るのに一苦労。

注意!みなさん知ってはいると思いますが、ボルボ全般のテールゲートは日本車みたいにバーンと閉めてはいけません。下の方まで手で下ろしてパッと手を離す程度にしてくださいね!
じゃないと内張り破損やヒンジの折れなど痛い目に遭いますので。。。

この作業、珍しいと思ったら一ヶ月に2台も同じ症状が。。。

松川



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2021.09.11更新

最近は立て続けにV50、C30、新旧V40などが入庫しておりました。

自分的にはC30のデザインはかなり好きなんです。リアから観たラインが絶妙で!!
でも実用的には3ドアの4人乗りってのがネックですかね。

さて今回はリアより異音がするという事でチェックしていきます。試運転では少ししか感じられず。40、50系でよくオイル漏れを起こす定番のリアショックかなと思いつつ見つけました!!

スタビのリンクブッシュがボロボロでロアアームに当たっています。
(写真はまだいい方のです。)
これでしょと!部品調べると意外にいいお値段します。

今回はドイツ製の純正部品ですが材質が???こんなに固くていいの?

スタビのリンクブッシュと言えば240、940のゴムブッシュを想像していたので進化しているのでしょうか??

V50の方はもっと酷く全く同じリアのスタビのリンクブッシュが完全に崩壊していました。

ちょうど経年劣化の時期なんでしょうか。
30,40,50系にお乗りの方は気にしてみてください!


松川

 

 



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2021.09.06更新

今回の整備記録はXC90 3.2 のモデルです。

写真がわかりづらいかもしれませんが。。。

お客様からエンジンルーム内の異音との事でお預かりしたお車です。

特に関連する故障コードはないのですがドライブベルトの交換時期でしたのでベルト、テンショナー、プーリーの交換ですかねなんて思っていました。

この3.2リッターのエンジンはタイミングチェーンなのでタイミングベルトの交換の必要はないのですがドライブベルトがなかなか厄介な取り付け方をしています。パワステポンプやオルタネーターの内側にベルトがあると言えばわかりますでしょうか?
それとドライブベルト交換時はテンショナー、プーリーも同時交換推奨ですのでなかなか高額になります。


さてこの車は点検していくとパワステポンプ付近にプラスチックのカスがでています。なんだこれと思い外してみると写真のようにウォーターポンプのカップリングが有りえないことに!!
ウォーターポンプがパワステポンプのプーリーと一緒に回る仕組みになっているのですがそこのカップリングが破損している模様。特にオーバーヒートなどはなかったみたいですが。。。

個人的に壊れにくいと思っている3.2であまり今までない事例でしたが、大ごとになる前に発見できたのでウォーターポンプなども一緒に交換して修理完了です。

このように、なにか異音、異変を感じる事は大事ですね!
気になったらすぐにご相談ください!

 

松川



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2021.07.30更新

少し前の出来事ですが中古車の納車前日のお話しです。

車検、登録、全ての納車整備を終え、さて明日納車だと清掃などをしていると床にオイルが。。。
んっ?この車から!
とりあえずリフトアップして見てみると、エンジンとミッションのつなぎ目。。。
ああ、クランクのリアシールか(愕然)。
漏れの量は滲みではなくしずくが垂れるほど。。。
このまま納車はできないと判断しミッションを下ろすことに。

写真は外した後、清掃後です。
このシール、以前取り付けようと押し込んでいたら勢いで奥に落っこちてかなり焦った記憶があります(ケース外せば取り出せます)。

そんなこんなで組み終えて作業完了。
また完成検査のやり直ししてなんとか納車です。

三枚目の写真は遠目になんだか未来感漂う940(ただのコーティング作業)。



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2021.05.25更新

さて今回の修理はエンジン掛けるとシフト辺りから煙が出てくるとの事。煙だけならまだしも火も見えるとの事なのですぐにレッカーでの入庫です。

940で今までない事でしたが、思い当たるのはインヒビタースイッチか…というかそれぐらいしかそこにはないでしょと。

インヒビタースイッチとは大雑把にシフトレバーの位置を検出してPNではセルモーターを
回せたりRではバックランプを点灯させたりするものですかね。


さっそくシフト周りをバラしてみると配線が焦げた時の臭いが鼻につきます。
やはりここでしたか、インヒビタースイッチの接点が焼け焦げています。
焦げた跡を削ってみますがテスターで無いはずの所で導通がありますので内部でショートしている模様。
古いグリスが悪さをしていた可能性もありますね。
とりあえず今回は中古で交換して事なきを得ました。


以前、同様の事例が240でも起こりましたので注意が必要ですね。
240は接触不良がたまにあるので清掃して接点磨いてグリスアップしたりするんですが。


あまりないとは思いますが、もし出先でこういう事態になった時は応急的にとりあえずシフトロック関連かバックランプのヒューズを抜いてしまうのがいいかと思います。あくまで応急的にですよ。



松川

 



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2021.04.02更新

さて今回のお車はV70の3.2リッターのお車。

走行中にパワステが効かなくなったとの事でレッカーでの入庫です。

お電話で症状を聞いた時に昨年の夏に当社で点検後にドライブベルトの交換などをしているので、「何か作業ミスか?」など不安になってしまいます。

入庫後すぐに点検してパワステホースからのオイル漏れを発見!
オイルが減った事でパワステが全く効かない状態。
作業箇所と全く関係のないことでした。。。

オイルが漏れている箇所はホースのバンド部分。千切れかかっています。
新品のホースは対策がしてあり(写真、黄色のキャップの方)バンドを使わずカシメてあるタイプに!
複雑な取り回しに苦労しながら知恵の輪を説いていき終了。


余談ですが、ボルボのパワステオイルは2000年までのお車(240、940、850など)にはATFと同等のものでOKですがSB系BB系以降の車には専用の(透明に近い緑がかった)パワステオイルをお使いください。少しの補充程度でしたらATFでも代用可です。


 



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